離婚のきっかけ 第三章 新たな2つの疑惑

 

こんにちは。ゆりです。

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

前回は、夫の浮気がわかり責める私に、彼が

「大丈夫だよ、二度としないから。」

と約束し、それを受け入れたところまでお話しました。

きっと反省し同じ過ちは犯さない、私はこの時、夫を信じようと自分に言い聞かせていました。

 

離婚のきっかけ第二章 浮気と浮体てなに?

 

そして今、これを読んでくださっている男性の方、あなたは私の夫の行動をどう思いますか?

私の感情をどう思いますか?

 

最後にご自分に聞いてみてください。

 

「反省」と「学習」

 

二人目の出産を終えた私は、しばらく実家で過ごしていました。

浮気(彼に言わせれば浮体らしいが)が発覚したあとの夫は、忙しさは前とあまり変わらないようでしたが、それでも以前より確実に早く帰宅して自炊もしている様子で、実家にも前より頻繁に顔を出してくれるようになりました。

 

まだ1歳の長男ですが、パパと会えるのは嬉しいようで、男二人で楽し気にお風呂に入ることも増えました。

 

こわばっていた私の気持ちも、徐々にほぐれていくのが自分でもわかりました。

 

そう。大丈夫。

人は反省し、学習するのだ。チャンスさえ与えられれば。

 

彼は私の実家に来るたびに、子どもたちのたくさんの写真を撮って、四国に住む彼の両親に送り、喜びのメッセージまで動画で送っていました。

 

これからは家族4人で幸せに穏やかに生きていこう。

きっと大丈夫。

 

私は本当に、この時はそう信じていました。

だって人は反省し、学習するのだから。

 

「母」と「息子」  

体調が落ち着いてから、実家を出て家に帰りました。

帰りが遅い夫は、以前のように私たちとは違う部屋で寝起きしていて、いつ帰ってきたのかわからないのも相変わらずでしたが、二人の子育てでいつも睡眠不足の私には、もはや気にもなりませんでした。

帰ってこない日もありましたが、朝ご飯作らないで済むので逆にラッキー、と思うくらいで。

それくらい、夫のことよりも、頭の中も時間的にも、子どものことでいっぱいでした。

 

性生活はまったくなくなっていましたが、浮気が原因というよりも、私がそれどころではなく、彼も求めてくることもなかったので、そのこと自体に気付くこともありませんでした。

そもそも、乳飲み子のいる女性にとって、性欲なんて一番縁のないものだと思います。少なくとも私にとっては。

 

そんなある日、四国の彼のお母さんから何か宅配便が届きました。宛名は私宛てです。

一人っ子の夫はお母さんをとても大事にしていて、二人はよく連絡を取っています。もちろん今回も出産祝いもいただいたし、もう少し落ち着いたらみんなで四国に行こうとも話していました。

 

いつもは宛名は夫になっているので、わざわざ私宛に送ってくださるなんてなんだろう、と楽しみに開けてみると‥‥本が何冊も入っていました。

 

「女の子の産み分け方」

 

一番上の本のタイトルを見て固まりました。

 

え?

 

その他にも

「男女産み分け方・決定版!」「男女産み分け体験談」「今日から始める!女の子の妊娠法」

 

次々と本が出てきます。

なにこれ?

‥‥気持ち悪っ

そう思いながら中身を出していると手紙が入っていました。

 

「ゆりさんへ。二人目の出産お疲れ様でした。もう跡取り息子は二人も出来たから、今度はぜひ女の子がいいわよね、そう思ったので参考になりそうな本を見つけたので送りますね」

 

は?私、三人目生むことになっているの??

 

ここまでで充分に驚愕だったのですが、そのあとさらにびっくりすることが書いてありました。

 

「女性は、母になるとどうしても子どもを優先しがちになるけれど、そんな時こそ夫であるうちの息子に優しくしてあげてね。そうでないと、男はさみしくて浮気とかしちゃうわよ。」

 

はあ??

お宅の息子、もう浮気してますけど!

それって、さみしくて浮気したんですか?

私のせいなんですか?

あー、違った。浮気でなく浮体ですけどね!!

 

そのあとも、長々と「夫に優しくする重要性」と「自分がいかに女の子の孫を切望しているか」について書かれていましたが、あまりの気持ち悪さに最後まで読まずに、手紙を床に投げつけました。

 

ものすごい侮辱。

 

なんで私が女の子を生む努力をしないといけないのか?

 

そして何より、夫の浮気は妻のせいなの?

 

湧き上がる怒りの中で、いくつか思い出したことがありました。

 

妊娠がわかって結婚することになった時、「うちは一人っ子だったからゆりさんはぜひ二人以上産んでね」と言われたこと。

二人目の妊娠を伝えた時、何度も性別を尋ねられたこと。

出産の時、一人目の時も二人目の時も、夫は誰よりも先にお母さんに知らせたこと。

電話はいつも二人で完結していて、めったに私に変わらないこと。

お父さんの存在がものすごく気薄なこと。

 

「靴下」と「親子」

 

いろいろ思い起こしているうちに、かつて初めて彼の実家に泊まった時、ものすごくびっくりしたことも記憶の隅から呼び起こされてきました。

 

朝起きた彼がソファに座っていると、お母さんが彼に靴下を持ってきたのです。

そこまでは別にまあ普通の光景でした。

 

そのあと、彼の足元にしゃがんだと思ったら‥‥

 

なんと彼に履かせたのです!

 

‥‥え?は?

 

彼も当たり前のように、履かせてもらいながら新聞を読んでます。

 

30過ぎた男が母親に靴下を履かせてもらってる‥‥??

 

びっくりして見つめている私に、お母さんが振り返って笑いながら言いました。

「あー、昔の癖で履かせちゃった。」

夫も、母さん何やってんだよーと言いながら笑っています。というか、そもそも嫌がらずに普通に履かせてもらっていたし。

 

なにこれ。

ありえない。

 

そう思いましたが、横でお父さんまでが

「妻と息子はほんとに仲いいんでねー、いい年して困りますよねー」と笑ってます。

 

この家では笑えるレベルの事なんだ…。

 

まあ、男はいつまでたってもマザコンと言うし、久しぶりに会ったのだからきっとお互い嬉しくて、昔の習慣が出てしまったのだろう。

 

そう思ってこのことは忘れることにしたのです。

 

そして記憶の底に沈めたはずだったのですが‥‥この手紙と本の山を見ているうちに、まざまざと思い出してしまいました。

 

この時の私の気持ちはたったひとことです。

 

マザコン野郎。

 

「マザコン」と「疑惑」

前回も書きましたが、私は看護師という仕事柄、心理学も多少勉強しています。

マザコンというのは、息子が母親から親離れ出来ていないことを言いますが、大抵の場合は、母親の方がもっと息子から子離れ出来ていません。

要するに相互依存の場合がほとんどです。

 

彼はもともと、とにかく優しい人柄なので、自分の親にもとても優しい。

彼の母も、一人っ子の彼をとてもかわいがっている。

そういう一見当たり前の見た目に隠れて、私も、そしてたぶん彼の家族も気付いてないのかもしれないが、

 

これ典型的なマザコン親子なんじゃないだろうか?

 

冷静になってそう分析しましたが、何はともあれ、お母さんの手紙とこの産み分けの本だけは許せません。

 

その夜、夫が帰ってくるのを辛抱強く待ちました。

 

「どうしたの?こんな時間まで起きてて。無理しないでね。」

にこやかにそう言う夫に、お母さんの手紙と本を突き付けました。

「何これ?私三人目産まないといけないわけ?しかも女の子を!」

夫は私の剣幕に驚いて、手紙を読み始めました。

 

その後のひとことに、さらに私はびっくりしました。

 

「これがどうしたの?」

 

は?

 

「母さんは女の子欲しがってたからね。出来たらかなえてあげたいよね。でもまだ二人目産まれたばかりなのに気が早すぎるよねー。」

 

え?

 

「母さんは先走り過ぎだけど、悪気はないんだから。本のお礼の電話だけしといてね。」

と、何でもないことのように言ってシャワーを浴びに行こうとする夫に、叫びました。

 

「ちょっと待ってよ!じゃあこの浮気のことはなんなのよ!あなたの浮気は私のせいだったわけ?」

 

立ち止まってゆっくり振り向いた夫は言いました。

 

「この間も言ったよね?もう大丈夫だからって」

 

ぞっとするような冷たい声でした。

 

あの時と同じです。

浮気がわかって責めた、あの時の夫。

「何度も言わせないでよね、大丈夫だから。」

 

何が大丈夫なのよ?

あなたが?私が?私たち夫婦が?

 

腹が立つのを通り越して、さらに気持ち悪くなってきました。

夫に対してもお母さんに対しても。

 

寝室から息子の鳴き声が聞こえてきて、はっと我に返りました。下の子が鳴けば上の子も目覚めて泣き出します。

 

マザコン親子だか何だか知らないが、くだらないことで悩んでる場合ではない。

私は母親なんだから。

この子たちの命を守るのが、私の最大の務めだ。

そう思って、気持ちを切り替えて寝室の子どもたちのところへ向かいました。

 

「浮気」と「病気」

 

翌日、少し早めに帰宅した夫から、お母さんにお礼の電話をしたか聞かれました。

 

するわけないじゃん、気持ち悪い。

 

さすがにそうは言わなかったけど、子どもの世話でゆっくり電話する余裕がなかったことと、さらに

「三人目をどうするかを、お母さんに言われる筋合いはないから。」とだけは言いました。

すると夫は、じゃあ俺が電話するよ、とその場でスマホで掛けました。

 

「母さん?俺!本送ってくれてありがとうねー。」と相変わらず仲良く長々としゃべってます。

もはや、この二人の関係が気持ち悪いとしか思えない私は、台所で洗い物をしていました。

楽し気に息子たちの声を聞かせたりして、やがて電話は終わりました。

 

夫は鼻歌を歌いながら、着替えに寝室に行きました。

 

床にはスマホが放置されています。

なんでも触りたい盛りの2歳の長男が、それを持って私のところに「ママどーぞ」と持ってきてくれました。

「はーい。ありがとう。」微笑ましく受け取った私の手の中でスマホが震えました。

 

ブブー

 

振動とともにLINEのトークが浮かび上がってきました。

 

「昨日のレストラン最高だった♥」

 

え?

…ハート?

 

続けざまにどんどん送られてきます。

 

「早い時間から行けるといい席に通してもらえるからラッキーよね!」

「スパークリングワインでなく本物のシャンパンは久しぶり~」

「時間がたっぷりあると、ホテル行ってもちょっと眠れるし。あ、でも寝過ごしそうで危なかったね♥」

 

‥‥‥昨日は何曜日だっけ?

そうだ、水曜日だ。

ノー残業デーだ。

例の。

全員強制退社の。

彼が浮気で朝帰りを繰り返していたあの水曜日だ。

 

この時、初めて私は気付いた。

 

人は反省し、学習する。

 

しかし。

反省していなければ、学習もしない。

 

そう。夫はまったく反省なんてしていない。だから学習もしていない。

 

反省していない夫に気付いても、それでもこの時点では私はまだ、わかっていなかった。

 

浮気が病気なんだということを。

 

病気は治らない。だって本人が病気だと気付いてないから。治そうとしないから。

 

次回は、やっとそれに気付いた私の決断についてお話します。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

離婚のきっかけ第四章 仮面の剥がれた日

 

 

 

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