窪塚洋介さんの息子との関係に学ぶ【離婚した家族】の新しい形

こんにちは。ゆりです。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

あなたは窪塚洋介さんという俳優をご存知でしょうか。

歌手やカメラマンとしてもご活躍しています。

 

引用:Wikipedia

 

窪塚さんは2回結婚して、お子さんが2人いらっしゃいます。

 

最近、その窪塚さんの考える家族のありかたが、とても話題になっています。

離婚した前の奥様との息子さんを、今の奥様と前の奥様と一緒に見守りながら、子育てをしているです。

 

今の奥様との間にはお嬢さんが生まれているので、普段は窪塚さん、奥様、お子様2人の計4人で暮らしていて、
前の奥様は近隣に住み、緩やかに子育てに関わってきたそうです。

 

「この生活が、離婚を選んだ僕の償い、責任の取り方」

そう話す窪塚さんの家族との関わり方から「離婚した家族の新しい形」と、そこから見えてくる「日本の親権制度」について考えてみたいと思います。

 

窪塚洋介さんの家族状況

改めて窪塚さんの家族構成をご説明しましょう。

 

前妻「のんちゃん」との間のお子さん愛流くん(モデルとして活躍中)と、妻・優香さんとの間の女の子4人が同居、

のんちゃんは近隣にお住まいです。

 

窪塚さんが仕事で不在の間は、のんちゃんも含めた4人で過ごすことも多いそうです。

 

2019年の母の日には、5人で過ごす写真がInstagramに投稿され大きな話題となりました。

引用:日刊大衆

写真には「Happy Mother’s Day」と窪塚さんのコメントが付けられています。

 

 

しかし普通で考えると、別れた妻と今の妻、そして子どもたちが仲良くひとつ屋根の下で過ごす・・・というのは考えにくいですよね。

 

その問いに、窪塚さんはこう答えています。

息子の愛流が気兼ねなく成長していけるようにすること。母親と父親の間をあっけらかんと行き来して生きていけるようにすること。それが離婚を選んだ僕の償い、責任の取り方でもありました。

引用:東京すくすく

「離婚を選んだ僕の償い、責任の取り方」

そう断言する彼は、親の都合で子どもが不利益を被るべきではない、という確固たる意志があったのだと思います。

 

もちろん、いくら窪塚さんが覚悟を決めたところで、周りはそう簡単にはいかなかったころでしょう。

 

実際、「今の妻と前の妻がつながるのは一番大変でした」とも語っています。

でも、家族ひとりひとりが努力をし、互いを思いやることで、つながることができたのです。

 

もちろん、そんなきれいごとだけで済む話ではないでしょう。

 

現在に至るまでには、みんなが努力も我慢もしました。

引用:東京すくすく

 

「結婚」「離婚」「再婚」どれも決断を下すまでには、家族みんなに様々な葛藤があって当然です。

 

では、ここ至るまでどんな経緯があったのか、窪塚さんのご家族の軌跡を振り返ってみましょう。

 

窪塚さんの1回目の結婚・子育て、そして離婚

窪塚さんとのんちゃんは、2003年に結婚しました。

いわゆる出来ちゃった婚で、そのお子さんが愛流くんです。

 

当時、人気俳優だった窪塚さんが育児休暇を取ったことでも話題になりました。

愛流くんは、夫婦の間でとても愛されて育ったのでしょうね。

 

しかし結婚生活9年目で、2人は離婚することになります。
愛流くんが小学校4年生の時でした。

 

その時のインタビューで窪塚さんは

「子どものことを第一に考えるという鉄の掟のもとで判断しました。3人にとってベストの選択であり円満離婚です」

と語っています。

 

離婚に関しても「子ども第一」で考えた結論ということですね。

親権は窪塚さんが持つことになりましたが、
「紙の上で夫婦の縁は切りましたが、今後も彼女の仕事はサポートしていきます」
と、のんちゃんとも良好な関係であることを語っています。

 

 

離婚したあとの夫婦のあり方を、窪塚さんは「バーカウンターの法則」と呼んでいます。

向かい合うと揉めてしまうので、子どもを前にして親二人は並んで同じ方向を向くようにしています。そして息子にとってベストだと思う意見を一緒に出し合いながら、前に進んできました。これを僕は「バーカウンターの法則」と呼んでいます。

(参考:東京すくすく

 

向かい合わずに、並んで同じ方向を向いて子育てをする・・・

素晴らしい考え方ですね。

 

確かに「向かい合ってぶつかり合う2人の真ん中」に子どもがいたら、
すべての痛みを子どもにもぶつけることになりますが、

「並んで同じ方向を向く2人の前」に子どもがいたら、
一緒によりよい道を考えることができますよね。

 

窪塚さんの2回目の結婚と妻の葛藤

その後、窪塚さんは愛流くんを連れて、2回目の結婚をすることになります。

しかし。

窪塚さんとのんちゃんは、「バーカウンターの法則」で今後も一緒に子育てをしていくことは理解し合っていても、
優香さんにとっては、のんちゃんは自分の家族ではありません。

 

窪塚さんを愛し、愛流くんと共に暮らす決心はしても、

そこにのんちゃんが加わることはすぐには受け入れがたいことだったと思います。

「今は私が愛流の母親なのに・・・」

そう思って当然です。

 

愛流くん自身も、すぐに2人の母親を受け入れることはとても難しかったことでしょう。

 

でもそれを乗り越えた後に、愛流くんと優香さんの間に、大きな変化が生まれました。

 

今では愛流は、外ではどちらの母のことも「お母さん」と呼びますが、もちろん最初はそうではなかった。中学一年の時に初めて彼が義理の母のことを「お母さん」と呼んだ時、妻は涙を流して喜んでいました。その姿を見て僕も「妻はこんなに愛流のことを思ってくれていたのか・・・」と思い胸が熱くなりました。

(参考:東京すくすく

窪塚さんの

「息子の愛流が気兼ねなく成長していけるようにすること。母親と父親の間をあっけらかんと行き来して生きていけるようにすること。」

この思いがみんなに通じたのでしょう。

 

誰もが愛流くんの健やかな成長を願い、いつしか深い絆で結ばれたのだと思います。

 

その後に生まれたお嬢さんにも、この状況を隠さずに伝えてきたので、お嬢さんは自分の母親を「ママ」、のんちゃんのことを「あいるのママ」と呼んで、自然に受け入れているそうです。

 

家族の在り方を考える日本の単独親権と海外の共同親権

ここで、改めて日本の親権制度について考えてみましょう。

窪塚さんのようなケースは日本ではとても珍しいですが、実は海外ではそう珍しいことではありません。

 

離婚後の親権について、日本では父母のどちらか一方を親権と定める「単独親権」という形をとっています。

一方、欧米諸国では、離婚後も父母が共同で子どもを育てる「共同親権」が一般的です。

 

よく海外のドラマで、離婚した夫婦が待ち合わせて子どもと一緒に食事に行く、なんていうシーンを見ますよね。

これは父母両方に親権があるから、ごく普通に行われているのです。

 

親権に関しては、こちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひ参考にしてください。

親権者とは?離婚の話し合いの前に父親に知って欲しいこと

 

 

日本では離婚する時に、必ず父母のどちらが親権を持つかを決めます。
それを離婚届に書かないと受理されません。

 

親権を持たない親と子どもが会うには、面会交流という方法をとることになります。

これを決めるためだけの「面会交流調停」という調停も存在するほど、重要な取り決めです。

 

それくらい、日本では「どちらが親権を持つか」は重要な意味を持ちます。

 

この面会交流が取り決め通りいかずに、深刻な問題になる例が多発しています。

それが「子どもの連れ去り」です。

詳しくはぜひこちらの記事をご覧ください。

連れ去り事件の犯人は配偶者! 単独親権が生む家族の悲劇

 

本来子どもは、父母両方の愛を受けて育つ権利があります。

父母が離婚しても、子どもにとってはどちらも永久に「親」であることに変わりはありません。

 

ですが、この単独親権という法律が、親子の断絶を招いているのです。

 

その中で、窪塚さんのような
親権は自分にあるが子どものために父母で子育てを続ける」
という考え方は、非常に大事な視点になるのです。

 

窪塚さんご自身も、世界と日本の親権の違いを踏まえ、このように語っています。

今の僕の家族の在り方は、日本では珍しいかもしれません。実際、こうなるまでに生みの苦しみはあったけど、このつながりは強く、いい環境になったと思います。原点はすべて「息子のため」です。

僕らが思っている以上に苦しい思いをしている子どもがいます。僕たちの形が、離婚後の家族の形としてひとつの答えになったら、こんなに嬉しいことはありません。

(参考:東京すくすく

 

親に会えなくて苦しんでいる子どもたちがたくさんいます。

子どもに会えなくて苦しんでいる親もたくさんいます。

 

その結果起こる「子どもの連れ去り」のような事件は誰も幸せになれません。

 

子どもを前にして、父母が同じ方向を向いて子育てをする「バーカウンターの法則」は、親権で悩むご家庭の新しい視点になるのではないでしょうか。

 

窪塚さんの子育てに学ぶ離婚した家族の新しい形

今回は、窪塚さんの子育てと家族に関する考え方をお伝えしました。

 

最後に、窪塚さんのこの言葉をお贈りします。

 

僕も子どもに育ててもらっていると思っています。子どもがいるから、お父さんでいられる。
(中略)
娘より僕の方が年齢は遥かに上だけれど、魂的には平等だな、と思って向き合っています。

引用:東京すくすく

「子どもと魂は平等」

この信念があるから、窪塚さんは今の環境を築き上げることが出来たのでしょう。

 

子どもは親の所有物ではありません。

別の魂をもった一人の人間です。

 

その人間を、親とはいえ奪い合うのは、本来あってはならないことです。

 

いま、これを読んでくださっているあなたも、もしかしたら親権のことでお悩みかもしれません。

でも「子どもと魂は平等」

この言葉だけはどうか忘れないでいただきたいと思います。

 

 

それでも現実的には、残念ながら親権に関する争いや調停が途切れないのも現実です。

私の相談者様からも深刻なお悩みを多数お受けします。

 

  • 「このままだと子どもを誘拐してしまいそうです」
  • 「一生子どもに会えないと思うと、生きている意味が見出せません」
  • 「子どもに会いたくて学校の前で待ち伏せしていたら警察に通報されました」
  • 「妻の実家に押しかけて、子どもを返して欲しいと叫んでしまいました」

 

一歩間違えたら犯罪を犯してしまうほどの絶望感。

そのお気持ちも痛いほどよくわかります。

 

今回、このようなたくさんの方の声を受けて、親権に関する総まとめの記事を書きました。

親権が取りたい男親!有利に進めるには?離婚の流れと離婚回避の可能性

私が今まで書いてきた親権に関する内容を、さらに深く掘り込んだ唯一無二の記事になります。

 

きっとあなたと子どもの未来を考える、大きな指針になると思います。

 

あたなとパートナーが同じ方向を見て
2人の大切なお子さんを見守りながら
笑顔で過ごせますように。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

追伸

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