こんにちは。ゆりです。
前回は、離婚裁判の終わり方として和解離婚と認諾離婚があることをお話しさせていただきました。
離婚裁判で浮気夫ができる選択とは?和解離婚と認諾離婚について
ここでは「離婚という道をとることもある」とお伝えしたので、あなたはとまどってしまったでしょう。
たしかに私はブログで離婚回避の方法をお伝えしてきました。
あなたは、浮気が原因でパートナーから離婚してほしいと言われた時、どんな反応をしましたか?
「離婚はしたくない」
これは浮気をしたとしても、パートナーを大切な家族だと思っているのなら当然の希望です。
ですが、それは裁判になってしまっては手遅れなのです。
あなたは軽い気持ちで浮気をしたのかもしれません。
でも、そのことでパートナーは傷つき、離婚してほしいと思っています。
離婚裁判になったら、どうなってしまうのだろう・・・
あなたはそう思って不安になったんですよね。
そして、このブログにたどり着いたのだと思います。
今回は、これまでにお伝えしてきた離婚裁判のまとめとなります。
離婚裁判になったら、あなたには圧倒的に不利なことをしっかりと覚えておきましょう。
- なんとかして裁判は回避したい
- 離婚は絶対にしたくない
そう思うのなら、離婚裁判にならないためにやってはいけないことがいくつかあります。
地雷を踏んでしまわないためにも、やってしまいがちな過ちについてお伝えしたいと思います。
この記事を読んでいただければ、以下のことが分かります。
- 離婚裁判の流れ
- 離婚裁判の注意点
- 離婚回避したいのにやってしまう過ち
離婚裁判の流れ
パートナーから離婚をしてほしいと言われた時、あなたは裁判になってしまうのではという不安が大きくなることでしょう。
ですが、日本ではすぐに裁判になるということはありません。
協議離婚の話し合いをしても解決しない時に離婚調停というものがあります。
この調停でも無理な場合に、初めて離婚裁判をするという形になっているのです。
これは「調停前置主義」という制度なのですが、離婚裁判をする前に、必ず離婚調停をしなければいけないのです。
では、離婚裁判の流れを改めて説明していきますね。
離婚の訴えの提起
調停でも離婚が成立しなかった場合、パートナーの離婚意思が固かったら、裁判所に離婚の訴えを提起されます。
あなたにとっては寝耳に水ですよね。
でも、パートナーがどうしても離婚したいと思っているのなら、裁判になる可能性が非常に高いのです。
そして、パートナーが裁判所に離婚の提起をした時から離婚裁判は始まっています。
離婚裁判には、このようにいろいろなプロセスがあります。
これからもわかるように、裁判は簡単に進むものではありません。
1年近い期間が必要になってしまいます。
離婚裁判の期間については、こちらの記事で詳しく解説しています。
裁判所からの呼び出し
パートナーが裁判所に離婚の提起をしてから、あなたに対して呼び出し状が送付されてきます。
これには第1回目の口頭弁論の期日が書かれてあり、訴状の写しなども一緒に入っています。
あなたは、訴状に書かれていることに対しての反論ともなる答弁書を作成する必要があります。
この答弁書は、自分で作成することもできますが、法律の知識が必要なので限られた時間の中での作成は難しいものです。
法律用語などわからないことを相談するためにも、弁護士に依頼することを考えた方がよいでしょう。
また、この呼び出し状で、あなたは「被告」と呼ばれます。
この呼び方に精神的なダメージ受ける人もいるのです。
答弁書を作成するポイントについては、こちらの記事でわかります。
口頭弁論
訴状が提出されてから1か月後に開かれるのが第1回目の口頭弁論です。
原告のパートナーが作成した訴状を裁判官が読み上げ、次に被告のあなたが作成した答弁書を読み上げます。
ここで問題の争点を整理して、それぞれに証拠を提出するという流れになります。
この口頭弁論は、裁判官が納得するまで数回にわたって開かれます。
口頭弁論は1か月に1回なので、回数が増えればそれだけ裁判期間も長くなると思っておきましょう。
ところで、あなたは仕事があるから口頭弁論には出席できないと思っていませんか?
裁判を欠席することは、相手の言い分をすべて認めるということになります。
離婚裁判で離婚を回避するのは難しいですが、最後まで諦めてはいけません。
離婚を回避したいと思っているのなら、何があっても裁判には行くようにしましょう。
離婚裁判を欠席すると、どんな不利益があるのでしょうか?
本人尋問
口頭弁論が終わると本人尋問が行われます。
離婚裁判は、裁判官の前でお互いの主張を展開するという形になります。
原告(パートナー)に対して、原告の弁護士、あなたの弁護士、そして裁判官からの質問。
あなたに対しても同じように質問がされていきます。
尋問ということで緊張してしまうでしょうが、あらかじめ陳述書を作成できるので、弁護士と相談しながら作成することをおススメいたします。
尋問を受ける本人の言い分をまとめたもの。
裁判の終了
十分な証拠がそろったと思ったところで、裁判所が判決を下し、裁判の終了を宣言します。
ここでは、原告の離婚請求を認めるか棄却するか、を判断します。
浮気が原因の離婚裁判の場合は、あなたが圧倒的に不利ですし、離婚になってしまう可能性が高いでしょう。
もし、あなたがそれを認めることができないのなら、判決書が送達されてから2週間以内に控訴の手続きをすることもできます。
そして控訴した場合は、高等裁判所、最高裁判所で再度、裁判を続けていきます。
ですが、ここまでやってしまうとお互いに泥沼になってしまいます。
また、裁判を続けていく上で弁護士を雇うのは必須ともいえます。
離婚裁判での弁護士費用は100万円近く必要です。
精神的なダメージが大きいだけでなく、高額な裁判費用がかかってしまうのです。
離婚裁判の弁護士費用については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。
離婚裁判の注意点
あなたが離婚を回避したいと思っていても、離婚調停が不成立になると離婚裁判が現実的になってきます。
そこで、離婚裁判の注意点をお伝えします。
離婚裁判には強制力がある
離婚裁判の前に離婚調停があるとお伝えしました。
この調停は話し合いで解決しようというスタンスなので、あなたが離婚したくないと言えば強制的に離婚させられるということはありません。
ですが、離婚裁判には強制力があります。
離婚裁判では裁判所が離婚するべきという判断をすれば、あなたが離婚したくないと思っていても離婚が成立します。
浮気は法定離婚事由である
裁判では、法定離婚事由が定められています。
法定離婚事由とは、裁判で離婚するために必要な原因(理由)のことです。
ここで改めて、どのようなことが原因なのかを知っておきましょう。
離婚裁判で離婚とみなされる原因は5つあります。
- 不貞行為
- 悪意の遺棄
- 3年以上の生死不明
- 回復の見込みがない強度の精神病
- その他の婚姻を継続しがたい重大な事由
あなたがやってしまった浮気は不貞行為になるのです。
これには愛情の有無に関係なく、一度でも肉体関係をもってしまえばそう認定されます。
そして、離婚裁判では強制的に離婚させることもできるとお伝えしました。
ですので、裁判にまで進んでしまうと、浮気をしてしまったあなたが離婚回避できることは非常に難しいのです。
焦らない
裁判になってしまうと気持ちが焦って、冷静になることができないでしょう。
でも、そうなってしまうと裁判であなたはますます不利になってしまいます。
離婚を回避したいと思っているからこそ、裁判になったことで気持ちが焦ってしまうのは当然です。
その気持ちのままで裁判に臨んだとしても、うまくいかなくなくなるのもよくあることです。
私は離婚を回避するために弁護士を依頼するということはおススメしていませんでした。
でも、裁判になってしまった場合は話が違います。
何をしたらいいのかわからなくて焦ってしまうくらいなら、弁護士に依頼して焦らずに裁判に臨めるようにした方がよいでしょう。
離婚回避したいのに高確率でやってしまう過ち
あなたは、離婚を回避したいと思っているでしょう。
そのためには離婚裁判になってしまう前に、夫婦関係を修復しなければなりません。
「離婚してほしい」
パートナーからこのように言われたら、あなたはどうすればいいのかわからなくなってしまうと思います。
焦って気持ちが空回りしてしまうことも考えられます。
そして、気持ちが先走ってしまって、やってはいけないことに気が付かないことも多いです。
冒頭でお伝えした地雷を踏んでしまうというのがそれになるでしょうか。
そこで、離婚を回避したいのに高確率でやってしまうことをお伝えしたいと思います。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
冷静になれない
パートナーから離婚を切り出された時、あなたは冷静に対応できますか?
ついついやってしまうことの中に、取り乱してパートナーにすがってしまうことがあります。
浮気した夫にすがりつかれたとしても、パートナーからは「それで、どうしたいの?」という反応が返ってくるだけです。
離婚を切り出された時点で、パートナーがあなたに対して持っている愛情は非常に薄くなっているでしょう。
そんな時、冷静になれずに自分の気持ちばかりをぶつけるのは間違いなく逆効果。
離婚を迫られ、冷静になれないという気持ちはわかります。
でも、今の状況を改善したいと思っているのなら、どうすればいいのか。
そのことを考えてみてください。
話をきかない
先ほどの冷静になれないということにもつながっているのですが、パートナーの話をきかないのもよくあることです。
あなたは浮気をしてしまったことをパートナーに責められて、感情的になっていませんか?
そのために、パートナーの話を聞かずに自分の言い訳ばかりになってしまうことがあるのです。
パートナーにしてみれば、話を聞いてくれないことでますます感情的にこじれてしまいます。
なによりもパートナーの話を聞くということは大事です。
それができなければ、裁判にまで進んでしまい、離婚が成立してしまう可能性が高くなります。
気持ちを理解しない
離婚裁判は泥沼の争いになってしまうものです。
パートナーは離婚したい、あなたは離婚したくない。
お互いの主張が真っ向からぶつかるために、罵りあうことも十分に考えられます。
そんな時、パートナーの弱みを指摘することも弁護士が進めるかもしれません。
でも、それが火に油を注いでしまうことも忘れないでください。
裁判という非日常の中で、ついつい自分の感情だけに目を向けてしまうことはわかります。
そんな中でも、パートナーの気持ちを理解しなければ離婚を回避できないことを忘れないでください。
あなたは、パートナーが離婚したい理由を本当に理解していますか?
離婚裁判の流れと注意点!離婚回避したいのにやってしまいがちな過ちのまとめ
今回のまとめです。
- 離婚裁判の流れ
訴え提起⇒呼出⇒口頭弁論⇒本人尋問⇒判決⇒裁判の終了
- 離婚裁判の注意点
〔1〕離婚裁判には強制的に離婚させる力がある
〔2〕浮気は法定離婚事由である
〔3〕裁判になってしまった原因を理解し、焦らずに対応する - 離婚を回避したいのにやってしまいがちな過ち
〔1〕冷静になれない
〔2〕話を聞かない
〔3〕気持ちを理解しない
離婚裁判の流れと注意点、そして離婚回避したいのに高確率でやってしまう過ちについてお伝えしました。
やってしまいがちな過ちは、あなたの中にも心当たりがあるのではないでしょうか。
ここであなたは現実を理解しないといけません。
離婚裁判は、あなたが離婚したくなくても強制的に離婚が成立してしまうこと。
あなたがしてしまった浮気は、裁判所が認める裁判上の離婚原因(法定離婚事由)であることです。
裁判に進んでしまった場合、離婚になってしまう可能性が非常に高いのはそのためです。
どうしても離婚を回避したい。
そう思うからこそ、少しでも離婚を回避するための手掛かりがないかと思っていろいろ調べてきたのでしょう。
その気持ちは私にもよくわかります。
でも、あなたのパートナーにその気持ちは届いているでしょうか?
日本では離婚したい⇒即、裁判という形にはなりません。
その前に協議や調停といったお互いに話し合う機会があるのです。
そこでの話し合いで解決しない場合に、離婚裁判をされてしまう可能性が高くなります。
離婚裁判になってしまえば、お互いに罵り、傷つけ合い、泥沼化してしまいます。
そうなった場合、元の夫婦関係に戻ることができるでしょうか?
ちょっと考えれば、そこまでこじれてしまった関係が元に戻ることは考えられないと思います。
あなたが今やるべきことはなんでしょう?
それは浮気が理由で離婚してくれと言われた時、裁判になるのではないかと不安になることではありません。
✓近所の人や会社の同僚にばれるのではないか。
✓親戚にどういう風に告げればいいだろう。
他にもこのように、自分のことばかり考えていませんか?
一番大事なのは、パートナーの気持ちを理解することです。
裁判になってしまえば、あなたは圧倒的に不利になります。
弁護士に依頼したとしても、有責者であるあなたの弁護を真剣にしてくれるでしょうか?
裁判という形は最悪の結末になるのだと思っていてください。
離婚裁判は金銭的にも精神的にもダメージを与えるものだとお伝えしてきました。
だからこそ、裁判というステージにまで進んでいない今の段階で、パートナーの気持ちをきちんと理解して話し合うことが必要になってくるのです。
だとしたら、裁判になってしまったら、ということよりもパートナーとの関係を修復する方法を考えてみてください。
そんなあなたにはこちらの記事が役に立つのではないかと思います。
ぜひ、目を通してみてください。
女性が書いた男性のための離婚回避マニュアル~妻と絶対に離婚したくないあなたへ~
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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