浮気に慰謝料請求されたら誰に相談する?一人で抱え込まないために

こんにちは。ゆりです。

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

前回は、慰謝料請求の場面でのあなたの誠意の伝え方について詳しくお伝えしました。

離婚危機を乗り越える!慰謝料を通してパートナーが見たいあなたの誠意

 

今回は、パートナーに慰謝料を請求されたら相談が必要か、またそれは誰に相談すべきかをお伝えします。

 

慰謝料を請求されるのは、心理的に大きなダメージを負うことです。

特に離婚したくないあなたにとって、慰謝料の後ろにある離婚の可能性を恐れる気持ちも加わって、かなり苦しい状況ですよね。

 

ただ、「慰謝料を請求されている」というのは、何らかの不法行為の賠償を求められているわけですから、できれば周りの人に知られたくないと考える人が多いです。

あなたもそうではないですか?

 

心の悩みは、誰かに話を聞いてもらうだけでもずいぶんと軽くなることも多いですが、その「誰かに話を聞いてもらう」が難しいのが、慰謝料を請求されたという悩みです

かといって、一人で抱え込んでしまうと、あなたの心が苦しくなる一方です。

 

誰かに相談するべきか。

相談するなら、誰に相談するべきか。

 

慰謝料を請求されていることを周りには知られたくない、でも一人で抱え込むのも辛いというあなたには、やはり誰かに相談することをおすすめします。

あなたにとって何がベストか、あなた自身がそれを見つける必要があります。

 

この記事を読むと次のようなことがわかります。

  • 慰謝料を請求されたら、やはり弁護士に相談するべき?
  • ただ話を聞いてもらうなら、誰を選べばいいのか?
  • 相談することでパートナーとの関係を改善していくには?

浮気の慰謝料を請求されたら相談は必要?

あなたは慰謝料を請求されたこと、もう誰かに話しましたか?

 

慰謝料を請求されたことを話すには、請求されることになった理由も同時に話さなければならなくなります。

「浮気をしたから慰謝料を請求されている」と、あなたがありのままを伝えられる人は一体どのくらいいるでしょうか?

 

浮気の慰謝料を請求された時、相談できる人がいるなら相談するべきだと、私は思います。

 

慰謝料の請求は、あなたの心にきっと重くのしかかっているはずです。

その重荷は、人に話すことで少しでも軽くすることができるので、私は相談した方が良いとお伝えしました。

 

でも、実際は相談したからといって、相手は話を聞くことしかできません。

なぜかというと、慰謝料を請求された経験や離婚を回避したことのある人はそういないからです。

 

経験もないのに、簡単にアドバイスはできませんよね。

仮にアドバイスしてもらえても、それぞれパートナーの性格も違えば状況も違うのでアドバイス通りにやってみてもうまくいかない可能性もあります。

あまり鵜呑みにしすぎないようにしましょう。

 

相談したいと思う気持ちは理解できますが、答えを求めるというよりは、つら気持ちを聞いてもらって、心を軽くするために相談すると思っておいて下さい。

慰謝料の相談に適切な相手を選ぼう

少しでも肩の荷を下ろすために、ただあなたの気持ちを聞いてもらうなら、あなたが相談したいと思う人に話せばいいでしょう。

 

ただし、誰に相談してもいいと言っても、やはり適切な人を選ぶべきですね。

 

  • 口の軽い人
  • 大して親しくない人
  • 個人的つながりより社会的つながりの強い人

 

つらくて誰かに聞いて欲しい、そう思うのは当然ですが、一時の思いでこんな人に話してしまうと、あなたやパートナーが後で嫌な思いをするかもしれません

 

お酒の席でついつい話してしまったなんてこともあるかもしれませんが、それがただの同僚だったりすると、相手も困りますし自分も後々気まずい思いをする場合があります。

また、同僚の中には、あなたのいないところで、あなたの話していたことを別の人に言いふらすような人も残念ながらいるでしょう。

 

友人に相談する時の注意点は次の通りです。

友人に相談する時の注意点
  • お酒の席では話さない
  • 「ついで」で話さない
  • やけくそで話さない

     

    お酒の席では、お互いに酔った状況です。

    そんなところで慰謝料請求について相談するのは、避けた方が無難です。

    お酒が入ると愚痴っぽくなったり、誇張したり、あまり真面目に相談できませんし、相手の方も酔っていれば真面目に聞けない状態になってしまいます。

     

    また、相談をしたくて相手を呼び出すのではなくて、会社帰りに少し飲みに誘った時などにふと話をするのはやめましょう。

    そんなに重大な話を、ついでで話されても、相手も困ってしまいます。

     

    そして、どんな場合でも、慰謝料請求されているとやけくそになって話さないことが大切です。

    自虐的に「どうせ離婚回避なんて無理だ」と言われても、相手だって「そうじゃないよ」と否定することしかできずに相談の意味がありません。

     

    個人的に友人として付き合っている人に、改めて時間と場所を設けて相談するのがいいですね。

    慰謝料の相談にお互いを知る友人はNG!?

    家族ぐるみでのお付き合いのある人や元々は夫婦どちらかの友人だった人とも親しくしている、そんな夫婦は素敵ですよね。

    そんな友人に相談したら、離婚回避のきっかけを作ってくれるのでは?と期待する人もいるかもしれません

     

    しかし、共通の友人への相談はおすすめしません

     

    パートナーは被害者なのに浮気された自分を恥じて、誰にも知られたくないと思っているかもしれません。

    実際、そういった心理状態になる人は多いです。

    慰謝料請求で精神的苦痛を表現!?パートナーの感情を汲み取る方法

     

    あなたが共通の友人に相談してしまうことで、パートナーの周辺に知られることとなり、パートナーをより傷つけてしまうことがあります。

     

    仮にその共通の友人があなたの親友だったとしても、あえてそこは我慢するべきです。

     

    そして、共通の友人だから橋渡しをしてくれるかも、という期待は捨てましょう。

    浮気をしたのはあなたなのですから、友人が必ずあなたの味方になってくれるわけでもありません。

    相談相手にとって、あなたのパートナーだって、大切な友人のはずです。

     

    離婚回避後にも、素敵な付き合いをしている友人たちとお付き合いを続けていくなら、パートナーのためにも共通の友人は避けて下さい。

     

    友人に相談するなら、あなた自身の友人で、パートナーとは直接つながっていない友人を選びましょう。

    中でも特にあなたが信頼している人に、「相談があるから」と改めて話を聞いてもらうのがいいですね。

     

    離婚回避につながる慰謝料の相談相手とは?

    慰謝料を請求されているという心の重荷を少しでも軽くするだけなら、誰に相談するのでも構わないとお伝えしました。

     

    しかし、離婚回避の解決の糸口にしたいなら、話は別です

    慰謝料への対処の答えを持っている人は少ないですが、相手の反応があなたやパートナーの気持ちを動かすきっかけになることはあります

     

    パートナーとの関係改善に臨むあなたに、的確なアドバイスや勇気を与えてくれる相談相手もいるでしょう。

    相談相手の反応がパートナーの気持ちを代弁してくれることで、いい方向へ向かう場合もあるでしょう。

     

    あなたの身近な人や、カウンセラーや弁護士が、あなたとパートナーの関係にどのような効果をもたらす可能性があるのかを考えてみましょう。

      あなたの親は、やはりあなたの親です。

      親はどうしても自分の子どもに対して味方になろうとします。

       

      浮気をしたあなたをかばうあまりに、パートナーの気に入らないところを掘り返してくるなんてこともあるかもしれません。

       

      私の夫の母親も、浮気をした夫よりも「浮気をした原因を作ったのはゆりさんだ」と私を責めてきました。

      異常なくらいの子離れできていない母親だったので、夫を叱ってくれるなどとは元より期待はしていませんでしたが・・・。

      私にも息子が二人いますので、彼女は今でも私の反面教師です。

       

      もちろん、浮気をする不甲斐なさを叱ってくれる親もいるでしょう。

      もしかすると、浮気をした息子が情けない気持ちで泣いてしまう親もいるかもしれません。

      もしあなたの親が、全面的にあなたに非があると受け止めてパートナーの肩を持ってくれるなら、その事実はパートナーの心を動かす可能性があります。

       

      あなたは親に叱られて恥をかいたり、泣かれて苦しい思いをしたわけです

      いい年をした男性が自分の行為を親に叱られたり、泣かれるなんて、辛いを通り越して苦しみでしょう。

      浮気をされてプライドが傷つけられたパートナーは、あなたがパートナーが感じている以上の苦しみを感じることでほんの少しだけ、心が慰められるのです。

      一種の仕返しの心理ですね。

       

      そして、あなたの親があなたではなくパートナーの肩を持つことも、あなたと関係改善してもいいと思える一つの要素になり得るかもしれません。

      あなたの親が、あなたの非を認めて全面的にパートナーの肩を持ってくれるようなら、それをパートナーに伝えてみましょう。

       

      「叱られた」や「泣かれた」とは言いにくくても、「親がパートナーの肩を持つ」ということはあなたの浮気が今の状態を作ってしまったということを親自身が肯定している証拠です。

      パートナーとの雰囲気で、どうしても親に「叱られた」や「泣かれた」が言えないなら、「親が君(パートナー)に申し訳ないと言っていた」と伝えるだけでも試してみて下さい。(伝えられるようなら、伝えた方が効果的だと私は思います。)

       

      口頭でどうしても伝えにくいなら、手紙に書いてみるのも一つの方法ですね。

      離婚回避したい!必ず気持ちが伝わる別居中の妻への手紙の書き方

      パートナーの親

      いきなりパートナーの親に相談するのは、まずやめておいた方がよいでしょう。

      あなたが浮気をしたということは、パートナーの親にとっては自分の娘をないがしろにされたことに他ならないからです

       

      パートナーの親に相談するのは、パートナーが実家へ帰ってしまって連絡が取りづらくなった場合などの最終手段にしておきましょう。

      それも相談というよりも謝罪の上で、やり直したい気持ちを伝える程度にとどめておくべきです。

      あなたの誠意が伝われば、もしかすると、パートナーの意思確認や説得に出てくれる可能性はあります。

       

      私の親も最初は離婚を思いとどまるように言ってきました。

      でも、最終的には私の決意が固いことがわかると、全面的に応援してくれるようになりました。

       

      ほとんどの親は離婚=不幸だと思っているので、娘を説得しようとするのは当たり前の反応だと思います。

      説得するのは、浮気夫のためではなく自分の娘が不幸になって欲しくないからなんです。

       

      あなたがパートナーの両親からも再び信じようと思ってもらえれば、パートナーを説得しようと試みてくれるかもしれません。

      ただし、パートナーの親が浮気をしたあなたを許せなかったり、パートナー自身が離婚の意思が固い場合などは、離婚回避の突破口にはなり得ませんのでご注意を。

      兄弟

      仲が良い兄弟なら、友人より深い話ができるかもしれませんが、兄弟もやはりあなたの身内です。

      浮気をしたこと、慰謝料を請求されたことを相談した後もずっと付き合っていかなくてはいけません。

       

      あなたを叱った上で何事もなかったように接してくれるのがベストですが、そんなにうまくいかないことの方が多いです。

      特に姉や妹はパートナーの気持ちを想像して、あなたのことを嫌悪してしまう可能性もあります。

       

      そして、晴れて離婚回避を実現できても、慰謝料を請求したパートナーを兄弟がどう思うかも心配なところです。

      あなたが兄弟から叱られた事実は、パートナーの気持ちをいくらか軽くしてくれるのと、関係改善に前向きになる要素になるのは、親の時と同じですね。

      カウンセラー

      最近は離婚カウンセラーや夫婦関係カウンセラーを名乗る人もいます。

      そういったカウンセラーに相談するのも一つの手段です。

       

      カウンセラーは、心理学の観点からアドバイスしてくれますし、守秘義務があるのであなたの状況を他の誰かに暴露されることはありません

      誰にも秘密にしたいけれど、すべてを話して心の重荷を下ろすことが目的なら、カウンセラーに相談するのはおすすめです。

       

      ただ、カウンセラーはあくまでも職業です。

      カウンセラーに相談していることが、パートナーの心に響くことはありません。

      弁護士

      法律のことなら弁護士が専門です。

      慰謝料に関する法律的なことを相談するなら弁護士でもいいでしょう。

       

      しかし、弁護士は離婚を回避することに心を砕いてはくれません。

      あくまでも「法律」の専門家であって、「離婚」の専門家ではないからです。

       

      弁護士は、あなたを法的に守ることやあなたが不利益を被らないことを優先しますので、あなたの意図とは違ってパートナーを傷つけてしまう可能性があります。

      例えば、慰謝料額を決定する場面でも、弁護士はあなたの支払う慰謝料額を下げるように努力します。

      そのために、パートナーの些細な落ち度までつついてくるかもしれません。

      また、浮気の回数や年数など、慰謝料額に影響する要因をあえてパートナーに突き付ける場合もあります。(パートナーからすると、浮気の回数は関係ありません。たった一回でも浮気は浮気です。)

       

      そんな時は、弁護士に依頼してしまったことで、逆に離婚へと突き進むしかなくなってしまうのです。

      弁護士に依頼するのは、関係改善に最大限努力した後の最後の手段と考えておいた方がよいでしょう。

      「浮気に慰謝料請求されたら誰に相談する?一人で抱え込まないために」まとめ

      今回のまとめです。

      • 慰謝料を請求されても離婚回避を目指すなら、相談相手に法律家は避けるべき
      • 心の重荷を下ろしたいだけでも、相談相手は個人的な話のできる人に改めて聞いてもらう
      • 離婚回避の一つの手として、相談することで離婚回避にいい効果が得られる人を選ぶ

      慰謝料を請求されたことを誰かに相談するのは、あなたにとって必要なことです。

      心理カウンセラーの立場から言わせてもらうと、つらい気持ちを一人だけで抱え込むのはあなたの心にとってよくありません。

       

      ただ、内容が内容だけに、誰にでも話せることではないのは私も重々承知です。

       

      相談する人をよく考えて、本当に信頼のおける人に、話のついでではなく改めて相談する時間を設けてもらうのがベストです

      もちろん、私のような心理カウンセラーに話すのも一つの手段です。

       

      離婚回避を目指しているあなたには、慰謝料請求は重くのしかかっているでしょう。

      慰謝料は法律的な問題も絡んでくるので、ついつい相談相手に弁護士を思い浮かべてしまうかもしれません。

       

      でも、まずは関係改善に最大の努力をして、その結果、関係改善が不可能だとわかってから弁護士に相談するのでも遅くはありません。

      弁護士は法的な困りごとに対応してくれるだけなので、あなたとパートナーの関係改善には役立ちません。(むしろ間に人を立てることで、パートナーの心情を害する可能性もあります。)

       

      まずは、あなたの心の重荷を少しでも軽くできる方法を試してくださいね。

      相談することで解決の糸口になるかどうかは、あくまでも副産物だと思っておいた方がいいでしょう。

       

      一人で悩んでいる時、相談できる相手もいなければ、本当に辛いですよね。

      私もいまだに離婚しようとしていた時のことを思い出すと、ふと苦しくなることがあります。

       

      それでもやはり誰かに打ち明けることが難しいなら、私の書いた離婚回避マニュアルをお読みください。

      慰謝料について、タイプ別の対処法を解説しています。

      女性が書いた男性のための離婚回避マニュアル~妻と絶対に離婚したくないあなたへ~

       

      離婚回避を目指すためにも、何よりもあなたの心と体が第一ですので、「相談したい」と感じるならぜひ一人で抱え込まずに相談するべきです。

       

      何よりもあなたが少しでも気持ちを楽にして、パートナーとの関係改善を目指せることを私は願っています。

       

      次の記事では、慰謝料を介して、離婚回避に成功した例と失敗した例をお伝えしますね。

      慰謝料で離婚回避の可能性は?慰謝料を介した成功例と決裂例をご紹介

       

      最後までお読みいただき、ありがとうございます。

       

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