離婚の話し合いで浮気夫は親権を得られるか?協議を有利に進めるには

こんにちは。ゆりです。

いつも読んでくださりありがとうございます。

 

前回の親権の話では、親権を得るための条件をお伝えしました。

離婚で親権を得るための条件!子供と離れたくない父親がすべきこと

 

離婚時に子どもの養育環境はできるだけ変えない方が良いというのが裁判所は考え方です。

なので、親権の判断には今までの養育実績や現在の養育状況がとても重視されます。

加えて重要なのが、その状況が今後も継続可能かどうかです。

働くことで家族を支えてきたあなたにとっては厳しい現実だと思います。

 

これまでにお話した親権者を決める原則や、親権を得るための条件は、調停や裁判などで家庭裁判所が絡むときの考え方です。

離婚は夫婦の話し合いで合意ができれば、それだけで成立します。

では、どうしたら話し合いの段階で父親が親権を得ることはできるのでしょうか?

 

今回はパートナーから離婚の話し合い(協議)を提案された場合のお話です。

私はこの協議の段階があなたの願いである離婚回避が一番叶いやすい段階であり、残された数少ないチャンスのひとつだと思っています。

(離婚調停、離婚裁判へと進んでしまうと離婚回避はより難しくなると考えてください。)

  • 既にパートナーとは話し合ったが相手が怒ったままでお手上げ・・・
  • 話し合いでは喧嘩になる・・・

このような方にも、もう一度話し合うチャンスを取り戻すには?ということも考えました。

あなたは、「自分がどうしたいのか?」という事を考えながら最後まで読んでください。

 

この記事を読んでいただければ、あなたは以下のことが分かります。

  • 離婚の話し合いであなたがすべきこと
  • 話し合うのに良い場所や第三者の介入について
  • 協議離婚はどんな離婚?
  • 話し合いの段階のパートナーの心境は?
  • もう一度話し合いたいあなたはどうしたらよいか?

 

パートナーに離婚の話し合いをしたいと言われたら

パートナーに離婚の話し合いをしたいと言われたら・・・

あなたにとっては突然のことだったかもしれませんが、パートナーはこの日までに密かに離婚のための準備をしてきていると考えてください。

 

この段階では、あなたの謝罪や意見は彼女の耳には全く入りません。

子どもの親権も浮気夫のあなたには1ミリも譲るつもりはありません

それどころか、子どもとの面会すら認めたくないと思う女性も多いです。

(もちろん、この考え方は子どものことを考えるとよくありませんが、私も女性としてその気持ちには共感できる部分はあります)

 

この状況で父親が親権を得るというのは、とても難しいことです。

あなたが親権を得たいと考える理由は…

  • 子どもと離れたくない。
  • 子どもたちがいない生活なんて考えられない。
  • 子どもの成長を見守っていきたい。
  • 父親にしかできないことがたくさんあるはずだ。
  • 子どもが友人関係や進路などで悩むとき、父親として相談にのって力になってあげたい。

このような思いからですよね。

だとしたら、ここでは親権を得ることを考えるより、離婚回避に頭を切り替えて動くことをおすすめします。

なぜなら、今ならまだあなたの行動次第で離婚回避できる可能性があるからです。

 

この先、離婚の話が調停や裁判など先に進んだ場合、協議中の行動はとても重要になることがあります。

ここで間違った行動に出てしまうと、この先で挙げ足を取られる可能性があるので、注意しておいてくださいね。

離婚の話し合いで離婚を回避したい」そんなあなたが今出来ることを考えていきましょう。

※ 親権を得るということは、離婚を認めることです。  離婚回避とは向いている方向が全く違いますので、その点をもう一度よく考えてみてください。

夫婦の話し合いで夫がすべきことは?

離婚を回避したいなら、今すべきことはパートナーの話に耳を傾けその心を理解しようとすることです。

そしてもう一つ、冷静さを忘れないことも重要です

 

パートナーは、あなたが浮気したことにとても怒っていますよね。

そんなところに「離婚は認めない」「子どもとは離れられない」とあなたの意見を主張してしまったら・・・

火に油を注ぐ、まさにそんな状態が目に浮かびます。

お互いが感情的になり喧嘩になるのは、今後の事を考えても絶対によくありません。

まずは、パートナーの話をよく聴きましょう。

 

ひたすら彼女の心からの叫びを聴いてください。

 

話の途中、あなたにも言いたくなることが出てきたり、パートナーの一方的な思考に否定したくなることも出てくるでしょう。

でも、この段階ではじっと我慢してください。

 

パートナーがあなたにどんどん思いをぶつけてきたのなら、それはいい傾向です。

あなたには辛い時間ですが、ぐっと堪えてしっかりと聴いてください。

 

これはチャンスです。

今まで知ることのできなかったパートナーの心の内を知ることができるのですから。

パートナーの心に溜まったものをはき出させてあげてください。

 

パートナーの心に寄り添う話し合いの方法は、ぜひこちらを参考にしてください。

離婚回避したい!妻の心を開き復縁できる話し合い方法とは?

 

夫婦関係を良好に続けていくために、あえて相手に伝えず自分の中にしまい込んでいる想いはたくさんありますよね。

それは夫婦がお互いを想い合っているからこそ成り立つものです。

しかし、パートナーはあなたの浮気でその気持ちが裏切られたと感じています。

今までのことががバカバカしく感じています。

 

そういう細かな気持ちも全て聴くことができれば、あなたには気付くものがあるはずです。

ここであなたが何も感じないのなら、離婚回避も難しいと思いますし、親権者になりたいという思いも考え直したほうがいいでしょう。

あなたが、パートナーが決意した離婚の本当の理由に気付かなければ、ここでなんとか夫婦関係を持ち直したところで、また同じ事が起こるからです。

 

パートナーにとって子どもとは、自分の命よりも大切な存在です。

もちろんあなたもそうだと思いますが、今はパートナーの心の声に耳を澄ませてください。

 

離婚を話し合う環境について

夫婦で離婚を話し合うとき、場所や話し合いの期間などいろいろ気になることがあると思います。

ここではあなたが離婚回避に向け有効に話を進めるにはどうしたらベストなのかを考えています。

話し合いの場所はどこがいいのか?

話し合いをする場所は、基本的には自宅がいいでしょう。

しかし、家での話し合いは感情的になりやすい環境といえます。

先ほども言いましたが、夫婦の話し合いで大切なのは「冷静さを忘れないこと」です。

また、2人だけの密室ですと、後日、言った言わないの争いが起こる可能背もあります。

大事な話は、双方了解したうえで、録音録画をした方が安全です。(あくまでも双方の同意が前提です)

 

ホテルのロビーやカフェなどでの話し合いは、他人の目があり感情的になるのを抑えることが期待できます。

しかし、パートナーの心の全てをはき出させるには少し難しくなるでしょう。

 

また、感情的になったパートナーが危険な行動をとる可能性があるとしたら、外で話し合う方が安全です。

(もちろん、あなたが手を上げたり暴力をふるうようなことは絶対にあってはなりません。それはDVです)

 

自宅で話をするときは、話し合う部屋を快適にしておくことにも気を配ってください。

不快な温度や湿度などはイライラが増すので、そういった要素は出来るだけ排除しておきましょう。

当然ながら、子どもの前でこのような話し合いをすることは絶対にやめてください。

 

いずれの場合でも、とにかく気持ちを全て吐き出させることに心を気張りましょう。

パートナーはあなたに「理解して欲しい」と思っているのです。

まずは、その欲求を満たしてあげることを意識しましょう。

人は感情を爆発させた後に、良くも悪くも、自己嫌悪を感じます。

この段階でようやく、パートナーの心にあなたの言葉がすこしづつ届くようになるでしょう。

 

人は自分の気持ちに寄り添ってもらえたと感じると、相手にもそうしなければいけないような気持ちになります。

例えば、人に何かをしてもらったら自然と何かをお返しすることを考えますよね。

SNSで「いいね」をしてもらったら、「いいね」を返すのと同じです。

これを心理学では「返報性の原理」といいます。

攻撃的な態度に出てしまうと、相手も同じように攻撃的になってしまうということです。

注意してくださいね。

話し合いに親は必要か?

話し合いが平行線のまま進まない場合に第三者を入れるのは、時として効果的です。

注意が必要なのは、その段階と第三者が誰か、ということです。

 

離婚や今後の話し合いに親を入れるという人は多いです。

私の場合も、元夫と義母の3人で話をしました。

しかし、家族や友人など身近な人物で、どちらか一方に近い存在の人は向いていません。

親は自分の子どもがかわいいですから、その全面的な味方になってしまいます。

例えば、あなたの親なら浮気をしたのがあなたでも、あなたを守りパートナーを非難する一言を言ってしまう可能性があります。

そうなると、対立関係を際立たせることになってしまうので、気を付けてください。

実際、私がそうでした。(その時のことは離婚の体験談 第五章に書いています)

そのような状況では、まとまる話もまとまりません。

 

そもそもいつの時代も、嫁姑の関係にはいろいろ複雑なものが絡んでいます。

離婚危機という人生の岐路において、夫側の親(特に母親)が絡むことは、慎重になった方がいいです。

 

友人を間に入れる場合も同様に、どちらか一方の肩をもたれてはお互いが納得した話し合いにはなりません。

親や友人は話を複雑にしてしまいます。

協議の段階で弁護士は必要か?

では、中立な第三者として弁護士はどうでしょうか。

近年は、弁護士も無料相談会などを行っているので、比較的最初のアクションも起こしやすくなっていますね。

最近は協議の段階でも弁護士を雇う方も増えてきています。

 

しかし、離婚回避したいあなたには弁護士は向いていません。

彼らは法律の専門家であり、パートナーの心を動かすことはできません。

 

弁護士は裁判となれば必要ですが、協議で夫婦関係の再構築を目指す場合には不向きです。

弁護士は離婚する方へ導き、相談者に有利な条件にすることを考えています。

 

離婚回避に向けた夫婦の話し合い基本は、1対1だと考えておいてください。

夫婦が2人で十分に話をした後に、どうしても話し合いが進まない場合に、第三者に介入してもらうというのが流れです。

その先のことはこちらに書いています。

離婚危機を乗り越えたい!あなたが今すぐ出来る5つの行動

離婚の話し合いの期間はどのくらい?

平均的な離婚の話し合いにかける期間は半年から1年くらいが多いようです。

しかし、お互いに譲れない条件があると話し合いは平行線で進まず、時間ばかりが過ぎていきます。

そうなると、パートナーは次の段階である調停に進む可能性もあります。

 

あなたは浮気をしたことから避難され、長期の話し合いにも疲れてくるでしょう。

でも、自暴自棄にはならないでくださいね。

一度でもパートナーに親権を譲り離婚してしまうと、その後に親権を変更するのはとても難しいのです。

一度決まった親権者は親同士の話し合いでだけでは変更することができません。

家庭裁判所へ親権変更を申し立て、特別な事情があると認められなければなりません。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【親権者の変更】親権を取り返す?! あなたのその理由は認められる?

 

また、何もせずこの話し合いの期間を過ごしてしまっては、状況が良い方向には進むことはありません。

あなたにとっても、ただただ不安でつらい時間ですよね。

それならば、離婚回避に向けて動きましょう。

それは家族の幸せため、子どものためであるからです。

 

既にあなたはこのブログを見つけここにたどり着いてくださった、このことには大きな意味があります。

何か1つ小さな一歩でも踏み出すことできたなら、かならず変化は起こります。

またそれを感じることができれば、あなたの気持ちも少しは軽く前向きになれるでしょう。

子どもへの思いやりを忘れない

夫婦が離婚の話し合いをしていると、どうしても子どものことを忘れがちになっています。

自分を守ることだけに気がいってしまい、子どもの様子や要求に気づきにくくなっています。

 

子どもは両親の不仲や、離婚の話に深く傷ついています。

その上に放っておかれたら、さらに深く傷ついてしまいます。

これは子どもの人格を形成していく上で悪影響を及ぼす恐れがありますので、十分すぎるくらいに気を配ってください。

今まで以上に子どもを気にかけ、思いやりの気持ちを忘れないでください。

間違っても、子どもの前で喧嘩をしたり、ドロドロの離婚劇を見せることはしないでくださいね。

子どもの前での夫婦喧嘩は児童虐待にあたります。

 

協議離婚とは

ここからは協議離婚について解説したいと思います。

夫婦で話し合い、離婚届けを役所に提出すると成立するのが協議離婚です。

離婚届には子どもの親権者を記入する欄がありますので、子どもがいる夫婦では親権者も必ず決めておかなければなりません。

お互いが自由に決めれるからと言って、子どもの気持ちをないがしろにすることはやめてください。

親権を決める上で大切なことである、親権は子どもの幸せを守るためにあり、それは親の果たすべき義務であるということを忘れないでください。

 

日本では離婚を経験しているほとんどの夫婦が、話し合いで離婚を成立させています。

これは、離婚問題で家庭裁判所を通すことに抵抗がある人が多いのと、夫婦の問題は夫婦で解決すべきという意識が強い人が多いからだと思います。

そして、協議離婚が数ある離婚手続きの中で、最も簡単に済ませることができる方法だということもあるでしょう。

しかし、協議離婚はお互いに譲れない条件があるととても困難となり、とても負担のかかる方法となります。

協議離婚の流れ

協議離婚の流れは次のようになります。

  1. ステップ1:夫婦による離婚の話し合い

  2. ステップ2:離婚の合意(協議成立)※ 離婚協議書・公正証書を作成

  3. ステップ3:離婚届を役場に提出

  4. ステップ4:離婚届が受理され離婚成立

夫婦がお互い離婚に納得していて、条件面でも揉めることがない夫婦は簡単に、しかも短期間で離婚する事ができます。

言ってしまえば、手軽に離婚ができてしまいます。

しかし、これは喧嘩など一時の感情でも簡単に離婚できてしまうという危険性もあります。

では次は、協議離婚のメリットとデメリットをみていきましょう。

協議離婚のメリット

協議離婚のメリット
  • 離婚の手続きが簡単
  • 協議離婚成立までの期間が短い
  • 離婚自体に費用をかけなくてもできる
  • 時間や場所が制限されない
  • 夫婦間のプライバシーが守られる
  • 離婚条件の相場に関係なく決めることができる

協議離婚に必要な離婚届けは役所に行けば手に入るので、それだけであれば費用はかかりません。

先ほどお話ししたように、親権者は離婚時に決めなければならないので、子どもの事をよく考えずに離婚するという夫婦は少ないでしょう。

しかし、その他の慰謝料や財産分与などは離婚時に決めていなくても、法的には問題なく離婚することができます。

ですが、このことが後々トラブルになるケースが多いので、この後に紹介する「協議離婚で話し合っておくこと」について必ず話をしておきましょう。

 

離婚協議書も作成する義務はありませんが、トラブルを避けるためには作成しておいたほうがよいと思います。

さらに、離婚協議書を公正証書として作成すると、作成費用はかかりますが、金銭面での約束事が守られない場合でも、内容に法的な執行力を持たせることができます。

例えば、養育費や慰謝料の支払いが滞った場合に、相手の給料や財産を差し押さえることができます。

(支払う側からすると、差し押さえられるということになりますね)

 

浮気をしたあなたからみた公正証書作成のメリットは、慰謝料に関して離婚時に取り決めた以上には請求をされる心配が無いということです。

公正証書について詳しく知りたい方はこちらをお読みください。

養育費の公正証書作成は男性側にどんなメリットがあるのか?

 

裁判や調停では場所も時間帯も限られてくるので、仕事を休んで時間を作る必要があります。

協議の場合は夫婦の都合が合う時間帯に進めていきますね。

また、調停では第三者が介入しますし(特に親権を争う調停ではいろいろな人が関わってきます)、裁判になれば傍聴されることになります。

協議離婚では夫婦のプライバシーが守られるということもメリットです。

 

また、離婚の相場、お金のことにしろ、子どもの親権にしろ、夫婦の話し合いで決めることができます。

お互いが納得できれば離婚が成立することから、非常に自由度の高い離婚といえます。

協議離婚のデメリット

協議離婚のデメリット
  • 一方的な理由で離婚が行なわれる可能性がある(一度受理された離婚を無効にするのは難しい)
  • 勝手に離婚届けが出され受理されることもある
  • 譲れない条件があると完全にこじれ時間や労力がかかる
  • 離婚の取り決めを離婚届の提出後にしてしまい、相手と連絡が取れなくなる
  • 離婚協議書や公正証書の作成しない場合、後々にトラブルになる
  • 公的証書作成費用(内容によって金額が変動し場合によっては調停費用よりも高額)がかかる

協議離婚の手続きは簡単です。

故に相手に勝手に離婚届が出されてしまったり、話し合うべき事も決めずに離婚してしまうということが考えられます。

実は、離婚協議で離婚した夫婦が、後に条件で揉めて調停などを起こすケースがたくさんあります。

 

離婚届が勝手に出されるということも、役所ではその判断ができませんので、書類に不備がなければ離婚届は受理されてしまいます。

もちろんそのような届出は法律上では無効です。

しかしその場合でも「協議離婚無効確認調停」を経て無効だということにお互い合意しなければまりません。

それでも合意できなければ裁判で争い、裁判所が無効だという判決が確定してやっと、婚姻関係が復活することになります。

しかし、この流れを経た婚姻関係が良好に続くとは思えません。

 

パートナーに勝手に離婚届を出されてしまうという不安があれば「離婚届不受理申出」を提出しておきましょう。

提出しておくと、離婚届を役所で受理されないようにしておくことができます。

この書類は役場でもらうことができますし、役場のサイトでダウンロードできる場合もありますので、気になる方はお住まいの役場のサイトを探してみてください。

この離婚不受理申出については次の記事で詳しく説明しています。

妻の離婚準備中に夫がするべき離婚回避に向けた行動とは!?

 

協議離婚で話し合うこと

離婚協議後のトラブルを防ぐためにも以下のようなことは、必ず夫婦で話し合い離婚協議書や公正証書を作成しておきましょう。

協議離婚で話し合っておくべき項目

養育費

養育費は離婚後に子どもを育てていくための費用です。

子どもと離れて暮らす方の親が養育費を支払います。

  • 養育費はいくら支払うのか?
  • どちらの扶養にいれるのか?

協議離婚ではある程度自由に金額を決めることができます。

 

また、養育費は扶養控除を受けることができますが、父母のどちらか一方しか扶養に入れることができません。

この税金の金額だけでも額が大きいので、扶養のことについても話し合っておくほうがいいでしょう。

このことは、こちらの記事で詳しく解説しています。
養育費を払っていると税金が安くなる?控除対象になる可能性は?

忘れないでほしいのは、養育費はあなたの大切な子どもの未来を守るための費用だということです。

面会交流

子どもの親権を持たない、一緒に暮らしていない方の親が子どもに会うことを面会交流といいます。

面会交流の頻度・場所・時間(宿泊の有無)などを決めておきます。

面会交流は子どもの健全な心の成長に関わるとても重要な項目です。

親の想いを押し付けるのではなく、子どもの気持ちを大切に考えてほしいです。

ちなみに私は元夫に子どもたちとの面会交流を許容していますよ。

慰謝料

慰謝料とは、一方が与えた精神的苦痛に対しての賠償金のことです。

あなたの場合は浮気をしているので慰謝料を請求される側になり耳の痛い話ですが、きちんと決めずに離婚してしまうと後々困ることが起こる可能性もありますので、必ず話し合っておきましょう。

  • 慰謝料を支払うのか?
  • 支払うのであれば、いくら支払うのか?

このようなことを決めます。

「不法行為」がなく、性格の不一致やお互いの価値観の違いなどが原因の離婚では慰謝料を支払わなければならないということはありません。

財産分与

財産分与の対象になるのは、結婚後に夫婦で築いた財産です。

  • 財産分与をするのかどうか?
  • 財産分与する場合はどのように分けるのか?
  • いくら支払うのか?

このようなことを決めます。

 

負債(借金)がある場合の一般的な考え方は、その債務の内容によって変ってきます。

例えば、家のローンや収入を得るためのにした借金など、結婚生活に必要な負債であれば、財産分与に加味するのが基本です。

どちらかの個人的な趣味での借金は、負う必要はないでしょう。

年金分割

年金分割とは、厚生年金と共済年金を相手が自分より多く支払っていた場合に、婚姻期間中の納付実績の一部を分割することができます。

この制度は平成16年に導入されました。

誤解されやすいのが、将来受け取れる予定の2分の1の年金がもらえる制度ではありません。

夫婦で合意した内容を記載した書類(離婚協議書・公正証書)を年金事務所に持って行くことで、年金分割をする事ができます。

 

さて、ここまでたくさんのことをお話してきましたが大丈夫でしょうか?

もう一息ですので、疲れたら少し体を動かしたり、リラックスできる音楽を聴いたりして気分転換をしてくださいね。

 

夫婦の話し合いの段階のパートナーの心は?

あなたが浮気をしたのなら、家庭内別居状態だったりパートナーに家を出て行かれたりで、話もできずLINEやメールもスルーという状態も珍しくありません。

あなたの目にはパートナーが強くたくましく映るかもしれませんが、それは強く見せているのです。

壊れそうな気持ちを必死で保っています。

 

夫婦で今後について話す機会は必ず訪れます。

最初にも言いましたが、離婚を回避したい場合この話し合いの場があなたに残された最大のチャンスです。

ところが、パートナーの気持ちは離婚に向いています。

一方、あなたは離婚を回避したい。

真逆の方向を向いたところからの話し合いであり、あなたの思うとおりに事を運ぶのは容易ではありません。

しかし、この場でなんとかしなければ、離婚したいパートナーは調停や裁判というように話を先に進めるでしょう。

段階が進むにつれ離婚回避のハードルは確実に高くなってゆきます。

 

私は、あなたに「あの時にこうしておけば良かった・・・」という後悔はして欲しくありません。

それは、大切な子どもたちの人生を左右する大きな問題になるからです。

そして、あなたがかつて守っていこうと心に決めた大切な家族のことだから、逃げずに最後までちゃんと向き合って欲しいと思っています。

悔やむならできるだけのことをやってから、あの時浮気をしてしまったあなたの甘い考えを悔やんでください。

あなたがここで選ぶひとつひとつの行動が大きな分かれ道になります。

 

また、既に話し合いの結果がこじれている場合は、手紙で思いを届けてみるのがおすすめです。

手紙には、相手のタイミングで読めることや、メールやLINEにはない特別感など、相手の心に届く要素がいくつもあります。

とはいっても、普段ではなかなか書くことのないので、抵抗はありますよね。

また、書き方を間違えると逆効果になるので書き方にも注意が必要です。

こちらの記事では手紙の例文なども載せていますので、参考にしてみてください。

離婚回避したい!必ず気持ちが伝わる別居中の妻への手紙の書き方

 

離婚の話し合いは離婚回避の話し合いに変えることができる

今回の記事では以下のようなことをお伝えしてきました。

  • 離婚の話し合いでは、まずパートナーの話をよく聴き、相手を理解することに努めよう。
  • 話し合いの基本は、自宅で夫婦1対1で行う。
  • 協議離婚は簡単に成立させることのできる離婚方法だが、それによるトラブルが起こりやすいことに注意が必要。
  • 話し合いの段階でのパートナーの気持ちは揺れ動いている。離婚回避のチャンスはそこにある。
  • パートナーの心を動かすために手紙を書いてみよう。

 

あなたが、親権を得たいと思ったのは、あなたの中で離婚は避けられないと考えているからですよね。

それは、浮気の責任を重く受け止めているから?

パートナーの心を変えることができなさそうだから?

 

でも、ちょっと待ってください。

 

この話し合いの段階なら離婚回避の道はまだたくさん残されています。

あなたが変わることで未来は変えることができます。

ここで家族ときちんと向き合って離婚を回避した夫婦は、これまで以上にうまくやれているというケースがたくさんあります。

 

家族は繋がっています。

両親や祖父母、曾祖父母、多くの先祖がいてあなたがここに存在していますよね。

そして、それは未来にも大きく無限に広がっています。

将来あなたの子どもも親となり、新しい命をつないでいくでしょう。

あなたはそんな新しい命を家族の暖かい輪の中で一緒に迎え、祝いたいと思いませんか。

あなたはそこに欠けてはいけない大切な家族のひとりなのです。

 

あなたがこのブログに出会ったのは、あなたがそれを求め変わろうとしている証です。

もうあなたは未来への新たな一歩を踏み出そうとしていますよね。

 

さぁ、自信をもってください。

今がどん底ならば、上を見て這い上がっていけばいいのです。

 

人は必ず変われます。

あなたが変れば、必ず周りも変えることができます。

私はそういう人を何人も見てきました。

 

離婚回避の奇跡は必ず起こせます。

 

さて次回は、父親が親権を得た事例をご紹介しながら、あなたが進むべき方向を考えました。

離婚で父親が親権を得る確率は?事例に学ぶ浮気夫が選ぶべきこと

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

追伸

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