こんにちは。ゆりです。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
前回は、会ってくれないパートナーに思いを伝えるには実は手紙が一番有効である、ということをお伝えしました。
離婚回避したい!必ず気持ちが伝わる別居中の妻への手紙の書き方
今の時代、時間をかけて手書きの文字で思いを伝える、というのはとても特別な行為です。
紙とペン。このたった二つのツールで紡ぎだす言葉はきっとパートナーの心に届きます。
そんなことをお伝えしました。
でももちろん、パートナーがあなたと会って話し合いをしてくれるのなら、それが一番いいに決まっています。
そのチャンスを絶対に無駄にしてはいけません。
かと言って、やみくもに謝ったり泣きついたりするのは逆効果です。
パートナーの心はますますあなたから遠ざかっていくことでしょう。
私も、元夫から土下座して離婚しないよう懇願されたことがあります。
その時のことはこちらに詳しく書いてあります。
義母に抱えられながら泣いて謝る彼になんて、なんの感情も湧きませんでした。
ここに至るまでに彼にはたくさんのチャンスがあったはずなのに、それをないがしろにしてきたのは、全て彼の責任です。
でもあなたには、せっかくの話し合いの場で、私の元夫のような過ちを犯してほしくはありません。
だって離婚は回避出来た方がいいに決まっていますから。
私自身、離婚したことをまったく後悔していませんが、二人の子どものことを考えると、この決意は本当に辛かったのです。
ですから、あなたのパートナーにも同じ苦しみを味わってほしくはありません。
私は浮気をした過去のあなたには同情していませんが、心から反省しパートナーに寄り添う覚悟をした今のあなたを応援しています。
パートナーの心を開き、そして家族としてもう一度やり直すために、離婚回避して復縁できる話し合いの方法をお伝え致しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでいただくと、あなたには次のようなことがわかります。
- 離婚回避の話し合いの前に知っておくべき基本的なこととは?
- 人の心も動かす「積極的傾聴」とは何?
- 知っていれば確実にあなたが変わる!思いを届ける話し方の4つのポイント
【離婚回避】話し合いの前に知っておくべきこと。妻はあなたと話したくない
離婚回避のための話し合いに向けて、絶対に忘れてはいけないことをお伝えしておきます。
そもそも、パートナーはあなたと話したくないのです。
それどころか、パートナーはあなたの顔なんて見たくもない。
- だって嘘ついて浮気していたくせに、今更なんの言い訳があるの?
- 他の女と愛し合っていたなんて汚らしい!
そう思っているのが普通の感情なんです。
当たり前ですよね。
それなのに、パートナーがあなたと話し合う時間を持つということは、
- 最後の別れを言うため
- あなたにもう一度チャンスをくれるため
そのどちらかなのです。
私は最後の別れと今後の話し合いのためと思って元夫に会いに行きました。しかし彼は、最初のうちはただうつむいて黙り込み、最後は土下座で懇願、でした。
そもそも会いたくもなかった男にこんなことされて、喜んで復縁しようなんて人がいるわけありません。
ここで、世間でもよく言われることで離婚回避のためにも大切なことをふたつお伝えしておきます。
謝って済むのなら警察はいらない
このサイトでも、何度か繰り返しお伝えしていることですが、これは本当に肝に銘じてください。
「ごめんなさい」で解決するのなら、世の中に離婚裁判なんて起こりませんよね。
弁護士だって不要です。
「ごめんなさい」で済まないからあなたは今窮地に立たされているのです。
私も、あの最後の話し合いの時に、彼が土下座なんかじゃなくて、ほんの1ミリでも私に寄り添う思いを口にしてくれたら、そして自分自身が変わる決意を伝えてくれたら、私の心は動いていたかもしれません。
ですから、パートナーがどんな気持ちであなたに会うにせよ、直接会えるというこのチャンスを最大限に生かす努力をしましょう。
無駄な謝罪に時間を費やしている場合ではありません。
反省だけならサルでも出来る
これもよく言われる言葉ですよね。もはやサルにも失礼かもしれませんが。
要は、反省「しているような」素振りなら、誰にだって出来るということです。
うわべだけの反省なんて、今のパートナーにはすぐに見破られてしまうことでしょう。
まずは心から反省し、そしてそれをパートナーにしっかりと伝えないといけません。
気持ちの伝え方については、このサイトでも以前詳しくお伝えしました。
離婚回避のための心理学的考察 あなたの言葉は妻に伝わっていない
本当の思いを伝えるのは、実は簡単なことではないのです。
そして、今回は絶対に失敗できません。
ここからは、心理学を効果的に利用した、パートナーの気持ちに寄り添いながらも離婚回避につなげられる話し合い方法について見ていきましょう。
離婚回避の話し合いでは妻の言葉に耳をすまそう
離婚回避のための話し合いでは、パートナーの言葉に耳をすますことが何よりも大切です。
「傾聴」という言葉はよく聞きますよね。
この言葉には「聴く」という文字が使われていますが、ではそもそも「聞く」と「聴く」の違いをご存知ですか?
心理学的には
- 「聞く」:門と耳で成り立っているので、「門」つまり自分の考えや先入観を通して聞くこと。
- 「聴く」:耳+目+心で成り立っているので、耳と目と心で聴くこと
と、言われています。
つまり傾聴とは、「耳・目・心を使って相手の言葉に耳を傾けること」を示します。
離婚回避のための話し合いには、この傾聴の姿勢が何よりも大切です。
中でも特に相手に共感しながら傾聴することを、アメリカの心理学者カール・ロジャーズは「積極的傾聴」と呼びました。
相手の話を共感を持って聴き、話の善悪や好き嫌いの評価を入れない。相手の話を否定せず、なぜこのようなことになったのかという話の背景に肯定的関心を持つ
でも「そんなことを言われても、自分は離婚したくないのに彼女に共感なんか出来るわけがない!」という声が聞こえそうですね。
ここでまた大切なポイントをお伝えします。
同意・肯定は出来なくても、理解・共感は可能なはずです。
つまり、パートナーは離婚したがっている。それに対してあなたは同意も肯定も出来ない。
でも、パートナーがなぜ離婚という決意に至ったのか、それについてはあなたも理解・共感出来るはずです。
だって、あなたは彼女に対してそれだけのことをしてしまったのですから。
「浮気をしてしまった自分に対して怒っているあなたの気持ちを、僕は理解し受け入れています」
その気持ちでパートナーの言葉に耳を傾ければ、彼女の心も動くはずです。
また、人は誰かと話している時に、しばしば「相手を説得したい」という誘惑にかられます。
自分の経験による枠組みの中で「こうすればいいのに」「そんなことするべきではないのに」と思ってしまい、相手の話が終わらないうちから、自分の考えを話し出してしまうのです。
あなたにも今までのパートナーとの話し合いの中で、身に覚えがあるのではないでしょうか。
これでは、彼女の心はますます閉ざされることでしょう。
まずは共感しながら「聴く」。これをしっかりと胸に刻んでください。
聴くという姿勢の大切さを理解していただけたなら、次は話し方のポイントについてお伝えいたします。
復縁に導く話し方の心理学的ポイントとは?
相手に間違いなく思いを届け復縁に結び付けてくれる、4つの心理学的ポイントを押さえておきましょう。
オウム返し
人は、話している時は常に「相手に認めてもらいたい」と思っているものです。
そのためには、聞き手が相手の話を繰り返しながら返答する、つまりオウム返しする手法がとても有効です。
心理学では「バックトラック」と呼ばれています。
バックトラックを行うことによって、相手は、聞いてもらえているという充足感と、自分の言葉が認められたという安心感、さらにもっと話したいという欲求を感じることが出来ます。
やり方はとても簡単です。
相手の言葉の語尾やポイントとなるキーワードを繰り返せばいいのです。
ここで注意していただきたいのは、文章を全部繰り返さない、ということです。逆に馬鹿にされているような不快感を与えてしまいます。端的に短く繰り返しましょう。
相手の言いたいであろうことを要約してあげることも効果があります。
妻)私、本当に辛かったのよ。
あなた)そうだよね。僕のせいで本当に辛かったよね。
妻)毎日ベッドで泣いていたんだから。
あなた)一人で泣いていたんだね。悲しかったよね。
妻)浮気する男なんて最低よ。
あなた)君の言う通りだよ。浮気した俺は最低の男だ。
妻)辛くても毎日子どもの世話はあるし仕事も家事もあるし、もうくたくたよ。
あなた)一人で家事も全部背負って本当に毎日疲れていたよね。もしもう一度チャンスをもらえるのなら、君のその苦労を僕にも背負わせてくれないかな。
意識してバックトラックしていますが、会話の流れは自然に運ばれていますよね。
要は、パートナーに「自分の話をきちんと聴いてもらえている」という安心感を持ってもらうことが大切なのです。
視線解析
視線解析とは、話している時の相手の視線の動きを読みとることです。
これに関しては、以前に簡単にご説明しましたが(離婚回避したいなら誰に相談する?あなたを助けてくれるのは意外な人)今回は詳しくお伝えいたします。
何かを思い出そうとしている時、あなたの視線は自然と上に向いていませんか?
また、楽しい夢を語る時も上を向いて話したくなりますよね。
逆に、落ち込んだり悲しいことがあった時はだいたい視線は下に向くことでしょう。
視線はもちろんモノを見るために動くのですが、自分のその時の感情にも応じて、動きが変化しているのです。
そして上下だけではなく、左右どちらなのかによってもアクセスしている内容は変わります。
それぞれの視線の意味はこうなります。
図解して見てみましょう。
利き手によっても変わると言われていますし、もちろん個人差はありますが、この現象は80~85%の正確さで現れることが証明されています。
相手が左上を見ていたら、過去の記憶を映像で思い出している、ということです。
例えばパートナーがあなたの浮気の話をしている時に左上を見ていたら、彼女はそれを知った時の場面を映像で思い出している可能性が高い、ということになります。
同じ話の時に右上を見ていたら、彼女はもうあなたと別れた未来の映像を想像しているのかもしれません。
左横を見ていたら、浮気が発覚した時のあなたの言い訳や音に関わることを思いだしていることでしょう。
左下に視線が行く内部対話とは、自分で自分と会話している状態です。この時は無理に話かけずに、彼女が自分自身との対話が終わるのを静かに待つことが一番でしょう。
右下に視線が行く身体感覚は、過去も未来も一緒とされています。
例えば過去の浮気の話をしている時なら、毎日1人で寝ていた冷たいシーツの感触を思い出しているかもしれませんし、あなたと別れた後の未来のことを話している時なら、これから肩を寄せ合って暮らしていく子どもたちの体温を思い出しているかもしれません。
このように、パートナーの視線に注意を向けるだけで、今彼女が何を考えて自分と話しているのかを、理解することが出来ます。
そうすれば、見当はずれの返答や的外れの謝罪もしないで済みます。
パートナーも、自分の心をくみ上げて反応してくれるあなたに、新鮮な驚きを感じることでしょう。
肯定文を使う
話す時に、意識して肯定文を使う、ということも大切です。
ちなみに私は今あえて「否定形は使わない」と書きませんでした。どちらも同じ意味合いですが「使わない」は否定形だからです。
人間の脳は否定形をイメージ出来ません。
〇〇してはいけません、と言われると脳は勝手に〇〇の方を想像してしまうのです。
例えば「9時30分を覚えないでください」と言われると、かえって9時30分を覚えてしまいますよね。
ですから「絶対に浮気をしない」とあなたが宣言したとしても、パートナーの脳には「浮気」という言葉が残ってしまいかえって逆効果です。
そうではなく「これからは君だけを見つめていく」あるいは「君を誰よりも大切にする」などの表現の方が、彼女の脳にまっすぐにインプットすることが出来るのです。
最近の学校などではこの手法を有効に使い、「廊下を走らないで下さい」ではなく「静かに歩きましょう」などと表現しています。
居酒屋などでも「トイレを汚さないでください」ではなく「トイレをきれいに使ってくれてありがとうございます」と書かれているのを見ることも多くなりました。
すべてこの脳の癖を生かした「肯定文を使う」から来ています。
このことは手紙の重要性についてお伝えした時にもお知らせしました。
離婚回避したい!必ず気持ちが伝わる別居中の妻への手紙の書きかた
これはビジネスの交渉においてもとても役立つ知識なので、ぜひ覚えておいてください。
WHYではなくHOWを使う
これはすなわち「なぜ?」ではなく「どのように?」と質問する、ということです。
原因(WHY)ではなくプロセス(HOW)を尋ねるのです。
人は「なぜ?」と聞かれると、本能的に言い分けを考えてしまう傾向があります。
あなたにも身に覚えがありませんか?
「なぜこの契約を取れなかったのだ?」とか「なんで遅刻したんだ?」と聞かれたらすぐに「なんて言い訳しよう…」と思いませんか?
子どもにもよくありますよね。
親に「なぜ勉強しないの?」と聞かれたら、間違いなく「だって~」と言い訳が始まります。
あなたのパートナーも「なぜ離婚するんだ?」「なぜ俺じゃダメなんだ?」と迫られても、ドン引きしてすぐに言い返す言葉を口にすることでしょう。
相手に「なぜ?」と尋ねたくなったらその質問を「どのように?」に変換してみましょう。
「なぜ君はそんなにすぐに家を出ていきたいのか?」
↓↓↓
「何が君をそんなに早く家を出ていきたいと思わせているのだろう?」
「なぜもう1回俺にチャンスをくれないんだよ?」
↓↓↓
「俺にチャンスをもらえる方法はあるかな?」
「なぜ」が口癖になっている人も多いので、ぜひ意識して直してください。
また「なぜ?」には相手を否定するニュアンスも含まれています。
「どうしてこんなことも出来ないのか?」という気持ちが背景にあり、それがまた相手を不愉快にさせるということも覚えておいてください。
離婚回避して復縁するためには、より有効な話し合いの方法を知ろう
今回は以下のことをお伝えしました。
- 離婚回避の話し合いでは、無駄な謝罪やうわべだけの反省は逆効果
- 妻の言葉に耳をすまし、理解と共感を示す「積極的傾聴」を心がけよう
- 心理学の知識を使えば、あなた自身が変わりさらに本当の思いを届けることが出来る
相手の話に耳を傾けるということは、相手に自分の時間を譲る、という意味合いもあります。
あなたは今まで自分の好きなように行動してきました。
でもその間も、あなたのパートナーは家庭を守るためにすべての時間を費やしてきたのです。
せっかく彼女が与えてくれた話し合いの場では、あなたの時間をすべて彼女に託し、心に耳をすましましょう。
話し合いについてのいろいろなポイントをお伝えしましたが、納得しないままにイヤイヤやっても、脳はあなた自身をコントロールしてくれません。
あなた自身が芯から納得し、能動的に行動しないと何も始まらないことをしっかりと理解しておいてください。
つまり行動の主役は常に自分自身なのです。
次の記事では、離婚危機を乗り越えるために、あなたが今すぐ出来る5つの行動についてお伝えいたします。
どれも特別なものは必要としません。
いるとしたらあなたの真剣な覚悟。
それだけです。
それだけで離婚回避に成功した人はたくさんいます。
大丈夫。
あなたが変われば未来は必ず変わります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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